0545-81-0012

本日、契約・決済させていただきました。

 今回の売主様は、土地をおばあさまから遺言書によって贈与されておりました。ところが、登記をするときに、他の土地は遺贈登記をしたのですが、今回売買させていただいたお土地が、現地に無いと思い、「無いなら登記しなくてもいいや」と、登記をしないでおりました。今回、そのほかのお土地を売却したいとのご相談の中、この土地をそのまま残してもお困りになるだろうと、売却させてもらいました。

 土地は、80cm×41.3mの細長い土地で、誰も買い手の付かないような土地です。

 そのうえ、遺贈登記をしてないので、亡くなったおばあさまの名義のままの土地です。さらに、遺言書には遺言執行人が設定されていたのですが、すでにその執行人の方も亡くなっていたのです。

 司法書士の先生にお願いをして、新しく遺言執行者を選任して、遺言登記をしました。

 無いと思っていた土地は、隣地の方が土地を購入した時にその土地も併せて購入したと思い、利用されていました。

 幸いに隣地の方の息子様がその土地に御自宅を建てて住んでいらっしゃったのですが、話をしたところ、ご理解いただきまして、ご購入になりました。

 このような経緯の土地なので、売価は非常に安く、決済の関係で、銀行の応接室をお借りして執り行わさせていただきましたが、借入を起こすわけでもないにもかかわらず、お部屋をお借りし、コピーも快く応じていただきまして、本当に助かりました。

 土地は、さまざまな法令などによって縛りがあります。また、土地に関してお詳しくない方も多いので、ご自身の思いで自由に処理をしようとすると、後々面倒なことになることもあります。

 土地に関して、「こういう場合は、どうしたらいいのだろう?」というようなお困りごとがありましたら、お気軽に声をかけていただけたら幸いです。